「コーチング」と「ティーチング」
【「コーチング」とは】
コーチングの語源である「COACH」は、4輪の乗り合い馬車から来ていると言われています。
すなわち、コーチとは、馬車に大切な人を乗せて「その人が、行きたいと思っている目的地まで送り届ける運転手さんである」という事です。
※運転手さんが行きたい所では無い事に注目!
ですから、コーチングでは何かを指示したり教えたりするのではなく、
大切な人に、まず「自分はどこへ行きたいのか、どのようになりたいのか」を気づかせ、自ら進んで取り組めるようにすることが大切です。
【「テーチング」とは】
「ティーチング」とは「教える」ことです。その人が目的地たどり着くために必要な、具体的な知識や経験を教えます。それにより目的地に早くたどり着く為の助けになります。しかしこれは、ともすると一方的に知識を押し付ける事にもなりかねず、自主性が発揮できない状況になる場合もあり得ますので注意が必要です。
そして知識の習得には終わりがありませんから、常に学び続けなければなりませんし、経験は「キャリアを積む」しかありません。
「キャリア」とは
"「キャリア」とは、就職・出世・現在の仕事等の点や結果を指す言葉ではなく、働くことに関わる「継続的なプロセス(過程)」と、働くことにまつわる「生き方」そのものを指しているのです。
つまり、キャリアを積むということは、この仕事の経験を積むという事だけではなく、その仕事に取り組むプロセスの中で、身につけていく技術・知識・経験に加えて、人間性を磨いていくこと、そしてプライベートも含めた自分自身の生き方を磨いていく事なのです。“
※引用元:厚生労働省『キャリア形成を支援する労働市場政策研究会』報告書より
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